こんにちは。
浜松駅前予備校(ハマヨビ)の平井です。
外は風が強くて乾燥しているので、
教室の加湿器はMAXに設定中。
それぞれの教室に1台ずつ設置しているので、
温湿度計も快適湿度を表示しております。
◇
今日は映画の話を。
雑誌やネットで話題になっていたインド映画、
『花嫁はどこへ?』がやっと浜松に。
行ってまいりました。
これがほんとによかった。
サスペンスでもあり、
コメディーでもあり、
社会派なのにこんなにおもしろい映画って反則では?!
途中から私、
涙と鼻水で首までぐしゃぐしゃ。
うれし涙なのか悔し涙なのか、
はたまた二人の花嫁を応援したい
おせっかいなおばさん涙なのか、
もう訳がわかりません。
いつもなら90分くらいで腰が悲鳴を上げるのに、
「エンディング、来ないで!」
「まだダメ!」
と心の中で大絶叫しておりました。
◇
結婚式を終えた花嫁2人が満員電車に乗って
それぞれオットの家に向かう途中、
同じ赤いベールで顔が隠れていた妻を
取り違えて連れ帰ってしまうことが発端なんですが・・・
2001年のインドの田舎町を舞台にした映画なので、
男女の格差がまぁすごい。
置き去りにされた花嫁、
プールはオットの住所も電話番号も知らない。
オットの名前を口にすることすら躊躇い、
貴重品もすべてオットに預けていたので
自分から嫁ぎ先を探すことすらできないのです。
探してもらうことしかできない。
そんな中、見かねた駅の屋台の女主人が
厳しくもあたたかく世話をしながら
花嫁が変わっていく姿がおもしろい。
この女主人、
「この国の女性はみな、詐欺にあっている」と言うんです。
女性は何でもできるのに、
できないと思い込まされていると。
◇
取り違えたもう一人の花嫁、ジャヤは対照的。
勉強がよくできて、
有機農業を学びたくて上の大学に行こうと
成績もトップなのに
親から結婚を迫られる。
しかも相手の男は前の妻を焼死させたと疑われている男。
諦めたくないジャヤは
ありとあらゆる手を使って
学校に行ける手はずをこっそり整える。
そして村を抜け出そうと試みる。
◇
村のオット一家はそんなジャヤを
はじめは非難するのだけれど、
彼女の想いや行動を知るにつけ、
女性だってやりたいことがあるし、
いろんな幸せがあることを知る。
そして変わっていくのです。
ここもしびれた。
自分とは違う生き方、
しかもそれまで見たこともなかったことを
受け入れるって、すごく難しいですよね。
◇
書きたいことはいっぱいあるのだけれど、
ネタバレが過ぎると思うのでこれくらいで。
2人の花嫁の周囲が変化することはもちろん、
それぞれの花嫁が見事なまでに
変化していく姿に圧倒されます。
人ってどんなときでも、
どんなことがきっかけでも変われるんですね。
自分の足で歩く、
自分で決める、
というのはこういうことかと。
ちなみに。。。
賄賂をもらいまくり、
汚職ずぶずぶな警察官に
最後はノックアウトされるかも?!
私はもう、
シャウトしてしまいそうでした。
いつも清く生きられるわけではないけれど、
ここぞ、で間違えない大人になりたい!