人は変わる。

こんにちは。
浜松駅前予備校(ハマヨビ)の平井です。

外は風が強くて乾燥しているので、
教室の加湿器はMAXに設定中。

それぞれの教室に1台ずつ設置しているので、
温湿度計も快適湿度を表示しております。

今日は映画の話を。

雑誌やネットで話題になっていたインド映画、
『花嫁はどこへ?』がやっと浜松に。

行ってまいりました。

チラシ

これがほんとによかった。

サスペンスでもあり、
コメディーでもあり、
社会派なのにこんなにおもしろい映画って反則では?!

途中から私、
涙と鼻水で首までぐしゃぐしゃ。

うれし涙なのか悔し涙なのか、
はたまた二人の花嫁を応援したい
おせっかいなおばさん涙なのか、
もう訳がわかりません。

いつもなら90分くらいで腰が悲鳴を上げるのに、
「エンディング、来ないで!」
「まだダメ!」
と心の中で大絶叫しておりました。

結婚式を終えた花嫁2人が満員電車に乗って
それぞれオットの家に向かう途中、
同じ赤いベールで顔が隠れていた妻を
取り違えて連れ帰ってしまうことが発端なんですが・・・

2001年のインドの田舎町を舞台にした映画なので、
男女の格差がまぁすごい。

置き去りにされた花嫁、
プールはオットの住所も電話番号も知らない。

オットの名前を口にすることすら躊躇い、
貴重品もすべてオットに預けていたので
自分から嫁ぎ先を探すことすらできないのです。

探してもらうことしかできない。

そんな中、見かねた駅の屋台の女主人が
厳しくもあたたかく世話をしながら
花嫁が変わっていく姿がおもしろい。

この女主人、
「この国の女性はみな、詐欺にあっている」と言うんです。

女性は何でもできるのに、
できないと思い込まされていると。

取り違えたもう一人の花嫁、ジャヤは対照的。

勉強がよくできて、
有機農業を学びたくて上の大学に行こうと
成績もトップなのに
親から結婚を迫られる。

しかも相手の男は前の妻を焼死させたと疑われている男。

諦めたくないジャヤは
ありとあらゆる手を使って
学校に行ける手はずをこっそり整える。

そして村を抜け出そうと試みる。

村のオット一家はそんなジャヤを
はじめは非難するのだけれど、
彼女の想いや行動を知るにつけ、
女性だってやりたいことがあるし、
いろんな幸せがあることを知る。

そして変わっていくのです。

ここもしびれた。

自分とは違う生き方、
しかもそれまで見たこともなかったことを
受け入れるって、すごく難しいですよね。

書きたいことはいっぱいあるのだけれど、
ネタバレが過ぎると思うのでこれくらいで。

2人の花嫁の周囲が変化することはもちろん、
それぞれの花嫁が見事なまでに
変化していく姿に圧倒されます。

人ってどんなときでも、
どんなことがきっかけでも変われるんですね。

自分の足で歩く、
自分で決める、
というのはこういうことかと。

ちなみに。。。

賄賂をもらいまくり、
汚職ずぶずぶな警察官に
最後はノックアウトされるかも?!

私はもう、
シャウトしてしまいそうでした。

いつも清く生きられるわけではないけれど、
ここぞ、で間違えない大人になりたい!

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