卒業生から教えてもらった作家で推し活中!

こんにちは。
浜松駅前予備校の平井です。

今日も生徒たちが
集中してサラサラと書く音が
心地よい1日です。

先日は映画のことを書いたので
今日は卒業生がきっかけとなった
本の話を。

もう20年以上も前に
本好きな生徒が紹介してくれたのが・・・
作家、石田衣良さん!

以来、どっぷりはまっております。
(その卒業生もびっくりしていた)

今年の9月に発売された、
『池袋ウエストゲートパーク』シリーズの20巻、
『男女最終戦争』にも大いに励まされました。

IWGP

家の近くの古書店&喫茶店は深夜までやっているのでついつい・・・

このところ、毎年9月に出るIWGP、
私にとっては猛暑を乗り切った、ご褒美的な存在です。

暑いのが苦手な私は、この8月、
「あと1ヵ月乗り切ればIWGPの新作が読める!」
と何度自分に言い聞かせたことか。

「もうダメだ・・・」
と思ったときも、
この呪文で乗り切れたりもするから
好きな作家や作品って、生きる希望ですね。

今回も、今の社会に鋭く切り込む
石田衣良ワールド全開。

第1章の
マコトたちの母校である
工業高校の生徒たちが巻き込まれる、
電動自転車のバッテリー泥棒の話がことのほか刺さる。

単位が足りなくて卒業危機だったマコトやタカシは、
工業高校の旋盤技術大会で3位になり、
どうにか卒業させてもらった過去がある。

この時に「旋盤の鬼」と言われ
2人を鍛えまくったのが恩師、中野先生。

今も同じ工業高校で働く中野先生が
後輩たちを助けてほしいと
トラブルシューターのマコトに依頼に来た。

その際、
当時の旋盤の技術大会のメンバー選抜について、

「ほかにも旋盤上手いやつはいたのに」
どうして自分が選抜されたのか?

と聞くマコトに、

「理由がわからないほうがおかしいんだ」

と即答する中野先生。

マコトの思慮深さと先を読む目は
すぐにわかったんだと。

当の本人だからこそ気づかない、
生徒の底力を見抜く先生っていたよなぁと
これまで出会った先生方を思い出して
たまらなく懐かしくなったのでした。

ハマヨビでも各教科の先生方が
生徒たちの力をぐいぐい引き出して
試験会場に送り出す季節がやってきました。

入校時は苦手意識が強かった教科の問題に
力強く回答している姿を見ていると
熱いものがこみ上げてきます。

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