こんにちは、
浜松駅前予備校(ハマヨビ)の平井です。
看護系の生徒たちの入試が
着々と近づいてきている中、
生徒たちが書く小論文にも
それぞれ、「らしさ」が出てきたような。
どんな教科もそうだと思うのですが、
小論文も、
書くごとに点数がUPする
というよりも、
うまく書けたり、
思うように書けなかったり、
を繰り返して、
ある日一気に壁を超える!
という生徒がとても多いです。
そのツボを押してくださるのが
添削&指導してくださる
小論文の先生で。
添削するときに大事なのは、
『ここだけは直して!』
という箇所をとにかくしぼること!
しぼってしぼって、
生徒が
「よし、ここを直せばよくなるんだ!」
と、希望が見えること。
一度に
「あれもこれも直してください」
と直す個所の情報量が多すぎると
生徒は混乱するんだよ!
と。
15年以上も前に
小論文の先生に言われて、
当時の私は衝撃を受けたのでした。
いっぱい指摘することが親切なのではなくて、
情報をそぎ落としてそぎ落として、
「ここだけは!」
という肝を見極める
すごい、プロの技だなぁと思ったのでした。
数日後、
たまたま英語の先生と
英作文の添削について話をしていたら
その先生も全く同じことをおっしゃって
びっくり。
ここもここも直さないと・・・
と、とにかく指摘できることは
すべて伝えることが親切だと思って、
当初はとにかく
書きまくってあげたんだとか。
でも、
そうすると何が起こるかというと。。。。
もう提出してこない。
(ことが多い)
おそらく、
何から手を付けていいのか
生徒がわからなくて混乱したんだと思うと。
そこで、
言いたいことはたくさんあるけれど、
「ここだけは!」という指摘に絞って
添削するようにしたら、
どんどん良くなっていく生徒が続き、
あぁ、
指摘する量に比例して
上達するわけじゃないんだ・・・
と実感したと。
小論文の先生と
全く同じことをおっしゃっていて
ひえ~っと思ったのでした。
先生にとっては、
「直すところすべてを言う」方が
ある意味楽だと思う。
だって、
「ここだけは!」を厳選するには
相当の目利きが必要だから。
これぞ職人技。
そんな先生方に支えられて、
一生モノの書く力を身につけて
入試に臨む生徒たち。
一気に壁を破る瞬間は格別!
その瞬間を一緒に味わいましょう。