こんにちは、
浜松駅前予備校の平井です。
12月に入って
街は一気にクリスマスムードですね。
クリスマスの絵本がズラリと並んでいる
この時期の本屋さんがすごく好きです。
年末までにあれを片付けなきゃ!
これしなきゃ!
と慌ただしい心のささくれを
穏やかにしてくれるようで。
ハマヨビでは
11月~12月は
入試本番の第一のピークを迎えています。
入試前の最後の授業が終わり、
「がんばってね!」
と送り出すときに感じる思いを
久しぶりに毎日新聞「女の気持ち」に投稿してみたところ、
12/5(月)に採用されました。
思いがけないところから
「見たよ!」
と連絡をいただけるのが
本当にうれしい。
夫からもらった手紙に書かれた言葉に触発されて
一気に書き上げた原稿なので、
多々お恥ずかしいところはあるのですが・・・
恐縮ながら手元の原稿、
掲載させていただきます。
◇◇◇
覚悟は無敵
夫は筆まめな人で、誕生日や記念日に手紙をくれる。
当初はルーズリーフに書いたものを渡されたので、
「果たし状か?」とドキッとした。
次第に用紙選びも洗練され、
近頃は気の利いたカードになってきたことに年月の積み重ねを感じる。
先日もらった手紙に、
「にこにこしている綾子さんの前だと、
ボクは無敵の小学生男子みたいに強がれる」
という一節が。
穏やかでやさしい夫の真の強さを垣間見たようで胸が熱くなった。
私は小さな大学受験予備校で働いており、
今まさに生徒の無敵ぶりを目の当たりにしている。
入試前、「がんばってね!」と送り出すときの生徒が、
なんと頼もしいことか。
勉強には終わりがないので、
完全な準備ができたという人はほぼいないだろう。
本番を前に、自信というよりは不安だという生徒の方が圧倒的に多い。
それでも私は、
一緒にここまでがんばってきた日々を思い出しながら、
生徒の背中から無敵なオーラを感じ取るのだ。
不安も含め本番を迎える、
そして結果を受け止める覚悟が私には
「無敵」
と映るのだろう。
この瞬間を見届けたいがために
この仕事を続けているのかもしれない。
やさしい生徒たちの強さや勇気を間近で見て、
すぐにへこたれる私は毎度、活を入れてもらっている。
無敵ではない私はエールおばさんとなり、
「がんばれー!」という心の叫びが
ダダもれしそうな今日この頃である。
◇◇◇
一歩踏み出す勇気が人生を変えるなぁと、
生徒たちから教えてもらっている気分です。