こんにちは。
浜松駅前予備校(ハマヨビ)の平井です。
5月は大型連休があるので、とても短く感じます。
さてさて、
連休後のハマヨビは、
いつも通りの毎日が戻ってきました。
連休中に丸一日使って大掃除をしたので、
床はいつも以上にピカピカ!
水拭きすると、ツヤが全然違いますね。
これから暑くなるとエアコンフル稼働なので、
フィルター掃除も入念に。
最後は個別授業のホワイトボードを新品に交換。
白が際立つ!!
連休後、教室に入るなり、
「床ピカピカ!」
と気づいた方も。
うれしいですね。
◇
教室の写真にさりげなく置いた1冊。
久しぶりに本のご紹介です。
今井真実 著
『いい日だった、と眠れるように
私のための 私のごはん』
料理は嫌いじゃないのですが、
計量するのが苦手で、大さじや小さじスプーンは持っていません。
目分量と味見で、おいしく食べられたらいいよね!
というスタンスです。
(家族にはわりと好評)
なので、料理本を買うこと自体に、
ちょっとした抵抗があるのですが、
書店でちらりと読んだ瞬間、
これはレシピ本ではないぞ!
と俄然興味がわいてきたのでした。
◇
しかもこの本に出会ったのが、
岐阜の山奥の古民家書店だったことも大きくて。
↑
このロケーションで読んでいると、解き放たれる感満載。
「合わせ調味料」だけで何種類もの材料が必要な
私がとっても窮屈に感じてしまうレシピ本とは一線を画す
この本に一目ぼれしてしまったのでした。
材料は調味料を合わせても3~4種類程度だから
本から自由になれるお手軽さ。
(あれ?!塩どのくらいだっけ?とかしなくていい!)
しかもこれはレシピ本ではなくてエッセイ。
今井真実さんの、
「作るという行為が好き、というのとは少し違います」
「食べたいものを、自分の手で作れるという「自由」が好きなのです」
という思いが凝縮されていて、もはや哲学的。
料理を囲む家族や友達との時間や
料理を通じて自分と向き合うことを、
お花見、運動会、梅仕事、病院での告知などなど、
あらゆる場面で「これでもか!」
とさらけ出してくださるので、
私も躊躇なく、自分自身の思い出の引き出しを開け閉めできる。
普段は意外とかたくなに閉ざしている引き出しも
勢いあまって開けてしまったりして・・・
当時はものすごく許せなかったり、
悲しかった思い出が、
不思議とちょっと形を変えて姿を現したりしてしまうのは
おいしそうな料理と、今井さんの丸腰な筆致のなせるわざ。
◇
特に「トースト」のページは何度読み返したことか。
今井さんが子供の頃、
お兄さんと映画『ブルース・ブラザーズ』
という映画に夢中になる。
主人公のひとりが食べる
「ドライのトースト」(素トースト)に魅せられる。
お兄さんが朝ごはんに
「ドライのトーストで」というようになり、
そのストイックさに嫉妬する。
しかし実は、お兄さんは元からトーストには何も付けない人で、
「ドライ」と言うようになっただけのこと。
それでも、
「私は兄の清潔さや真面目さを、汚れのないトーストから感じていた」
のだとか。
今井さんの料理上手な夫さんのトーストの食べ方からは、
「夫は控えめで無欲な人だ」
「控えめだけど、いざとなったら大胆なのかもしれない」
と、人となりを予想する。
夫婦や家族の距離感が絶妙で、ものすごく愛があると思う。
なのに、「料理は愛情」というところにもっていかない。
あくまで「作った人が、満たされる」ということを大事にしている。
軽やかですがすがしい料理本です!
\入校希望の方へ/
5月の連休前後は、高校生からも社会人の方からも
お問合せをよくいただく時期です。
すでに曜日や時間帯によっては
予約が入りにくい教科が出てきました。
特に人気の土曜日はどの教科も枠があと少しです。
先着順で枠がなくなり次第受付終了となりますので、
ご希望の方はお早めにご相談ください!