2022年の共通テストに思うこと。

こんにちは、
浜松駅前予備校(ハマヨビ)の平井です。

雪が降る浜松!
寒いのはつらいのですが、
雪にはテンションが上がります。

さて、
先週末が試験だった受験生のみなさん、
お疲れさまでした。

入試はまだまだ続くよ!
という人がほとんどだと思います。

切り替えていきましょう。

ハマヨビでも、
一人ひとり、納得の受験になるよう、
最後までサポートしてまいります。

2022年の共通テストに思うこと。

さて。
いろいろあった
今年の共通テスト。

国語の問題を見ていたら、
宮沢賢治の「よだかの星」が出てきて、
なぜか私は今のこの混沌とした時代への
エールのように受け取りました。

虫を食べるよだか。
そのよだかは鷹に食べられる。

食物連鎖のやりきれなさを抱えながらも、
無意識になお、虫を食べ続けてしまう。

そんな自分にぞっとするという感覚、
まさに人の営み、そのものよなぁと。

わかっちゃいるけど辞められない、
辞めるわけにはいかないことって
あるよなぁと。

宮沢賢治、もうちょっと読んでみたいかも、
と思った自分に驚きました。

というのも私、
宮沢賢治のよさというのが
いまいち感情面でぴたりとこない、
というのが正直なところでして・・・

頭では文学的な表現だなとか、
独創的だなとか、
こういう矛盾をこうかくんだ~!
という驚きはあるけれど、
心に響くかといわれると、
私の文学的素地が
粗すぎるなという感触がずっとありました。

今回、私自身の素地が整ったのではなく、
<宮沢賢治の文章>としてというよりも
「食べること」
についての評論の中で述べられていた、
という点が大きかったのかも?

歳をとって、
少し見方が変わった部分も
あるでしょうけれど。

やっぱり私の食指が動くのは
「食べること」か!
という点では納得します。

大人になってから本好きになった私とは違い、
小さいころから本の虫だった
文学中年のオットなら、宮沢賢治は響くのか?
と興味があり聞いてみると。。。

宮沢賢治の
圧倒的な世界観はもちろん
「知っている」が、
「共感するか?」
とか
「好きか?」
と聞かれると、
わからないという答えが返ってきました。

え?!
私と大差ないじゃん。
もっと「ここがすごいんじゃ!」的な
文学っぽいこと言ってよ!

と迫ると、

「本のよさってそういうところなんじゃないの?」

と。

どんなに偉大な作家も文豪も、
読み手にとっては等しく一人の作家で、
「好き」という点では
綾子さんの石田衣良に宮沢賢治は勝てない。

好きになっても嫌いになってもいい自由さが
いいところなんじゃないの?

と、熱くもなく訥々と言われ、
これが子供の頃から本を読んできた人の
強さなのかな・・・と思ったのでした。
(悔しいから本人には言わないけれど)

来年の共通テストを見据えての
お問合せがちらほらと。

残り1年を切りました。

準備期間は短くなればなるほど
できることが限られます。

ぜひこの時期からのスタートを!

お問合せはお気軽にこちらから・・・

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